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出題(2019年2月号掲載分)/応募締切(2月8日)/解答(2019年5月号掲載)

エレガントな解答をもとむ(数学セミナー)| 2019.01.11
 『数学セミナー』のコーナー「エレガントな解答をもとむ」の出題を掲載します.奮ってご応募ください.解答・講評(3ヶ月後)は,本誌にてご確認ください.

(毎月10日頃の掲載予定)

出題1

n,m を非負整数とします.このとき,二項係数に関する和
i+k=nj+l=m(1)i(2i+2j+1)(2k+2l+1)(i+ji)(k+lk)をより簡単な形で表してください.和は i+k=n,j+l=m を満たすような非負整数 i,j,k,l 全体をわたります.

二項係数 (nk)nCk と書くこともよくあります.

出題:関 真一朗

出題2

正の整数の列 a=(a1,,ak) について,非負整数 m が「a を用いて表せる」とは,a のある部分列 (ai1,,ail) (1i1<<ilk) について m=ai1++ail が成り立つことと定義します.a を用いて表せる整数全体の集合を S(a) と書きます.例えば,a=(1,1,4,6) のとき,部分列 (1,4)a 自身についての和を考えると 5,12S(a) ですが,一方で 3S(a) です.(0 は「空っぽの部分列の和」と考えて,常に 0S(a) であるとします.)

問1 n を正の整数とします.条件

() S(a) が,0 から n までの整数の集合 {0,1,,n} と一致する

を満たす列 a=(a1,,ak) が存在するような最小の k (これを k[n] と書きます)を答えてください.また,その最小の長さを持つ,条件 () を満たす列の具体的な構成法を示してください.

問2 正の整数 n について,条件 () を満たす長さ k[n] の列 (a1,,ak[n])a1ak[n] を満たすものの個数を d(n) と書きます.例えば n=5 のとき,k[5]=3 であり,上記の条件を満たす長さ 3 の列は (1,1,3)(1,2,2) なので d(5)=2,という具合です.さて,d(n)=1 となる正の整数 n をすべて決定してください.

出題:縫田光司

応募規定[解答掲載2019年5月号]

郵送の場合

B5版の用紙をご使用のうえ,解答用紙 l 枚ごとにA:問題の番号(例:2月号問1),B:住所,氏名(ふりがなも明記,誌上での仮名を希望される方は,こちらに明記),年齢,職業を記入して,下記宛先までお送りください.

〒170-8474 東京都豊島区南大塚3-12-4
日本評論社 数学セミナー〈エレガントな解答をもとむ〉係

メール送信の場合

B5版のサイズで,解答用紙 l 枚ごとにA:問題の番号(例:2月号問1),B:住所,氏名(ふりがなも明記,誌上での仮名を希望される方は,こちらに明記),年齢,職業を記入して,下記フォームから PDF ファイルを送信して下さい

解答記載に LaTeX ご利用の方は,テンプレートもご活用下さい.テンプレート利用は任意です.またテンプレートの漢字コードはUTF8です.ファイルが文字化けするときは適宜変換してお使いください.

「エレガントな解答をもとむ」解答投稿フォーム

問題番号  :
氏名    :
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このアドレスに,投稿確認用のメールをお送りします.
受信確認が不要な方は空欄で構いません.
編集部に届くメールと同内容のものを送信しますので,お送りいただくPDFファイルも添付されます.
メールアドレスは返信用に使うだけで,収集することはありません.

※解答PDFを添付して下さい

投稿フォームが上手く動かないなどの場合は,susemi_elegant@nippyo.co.jp に直接お送り下さい.

注意事項

  • 締切:2019年2月8日
  • 2 問に応募されるときは,郵送の場合は解答用紙を,メール送信の場合はファイルを,問題ごとにかえてください.
  • 年齢を忘れずにお書きください.
  • 解答用紙は両面の使用を不可とします.
  • 解答用紙はご返却できません.
  • 問題のご感想も歓迎します.
  • 出題掲載号:数学セミナー2019年2月号
  • 解答・講評は,本誌2019年5月号にてご確認ください.

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