(第6回)弁護士×経営支援の実践(3)

「弁護士×経営支援」のススメ(中村 真)| 2019.03.06
2018年、ついに衰えを見せ始めた司法制度改革の残り火の中、益々過酷さを増す業界での生き残りを賭けて中小企業支援に乗り出した弁護士中村真。この連載は、一地方弁護士が法律業務と経営支援の狭間で目にした数々のドラマを、「弁護士×経営支援」を合い言葉に、各種方面の目を気にしつつも、ただ面白おかしく書き連ねる実験的な企画です。

(毎月上旬更新予定)

1 ちょっと生々しい第6回

前回、前々回と「弁護士×経営支援の実践(1)」、「同(2)」として話を進めてきました。その中で、普通にまっとうな弁護士業務を行ってきた弁護士が取り組みやすい経営支援の入り口として労務と財務という分野が考えられること、そのうち、財務の方がよりエントリーし易いであろうことを指摘しました。

今回は、より具体的に、あなたが弁護士として抱える案件で、財務面から経営支援業務にアプローチするやり方で「法務と経営の垣根を取り払う」手法について掘り下げてみたいと思います。

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