(第9回)中小企業診断士・第一次試験を見てみよう
「弁護士×経営支援」のススメ(中村 真)| 2019.06.10
2018年、ついに衰えを見せ始めた司法制度改革の残り火の中、益々過酷さを増す業界での生き残りを賭けて中小企業支援に乗り出した弁護士中村真。この連載は、一地方弁護士が法律業務と経営支援の狭間で目にした数々のドラマを、「弁護士×経営支援」を合い言葉に、各種方面の目を気にしつつも、ただ面白おかしく書き連ねる実験的な企画です。
(毎月上旬更新予定)
1 弁護士診断士への道
前回、弁護士が中小企業診断士(「診断士」)資格を取得する意味について取り上げました。そして今まさに、今年の診断士試験を受けようとして勉強中の弁護士の方もおられるでしょう。
令和元年度の診断士第一次試験の申込受付期間は5月末で終わりましたが、みなさん、申込みはされましたか? 全くどうでもよい情報ですが、私は平成27年の診断士試験を受けようと決めたその日が、偶然、第一次試験の申込み期間最終日で、やむなく1年遅らせたというエピソードがありました。
さて、今回は、やや「弁護士×経営支援」という実務的な知識からは離れますが、私自身の経験をもとに、弁護士であるあなたが診断士試験を一発で突破するためのヒントを取り上げます。
これから診断士試験を受ける人にとっては、実情が分かって役に立つでしょうし、死ぬまで受ける予定もつもりもないという人にとっても、時間つぶしに最適の情報です。
今回は第一次試験について取り上げ、第10回となる次回は第二次試験(筆記・口述)について取り上げます。