出題(2020年8月号掲載分)/応募締切(8月8日)/解答(2020年11月号掲載)

エレガントな解答をもとむ(数学セミナー)| 2020.07.09
 『数学セミナー』のコーナー「エレガントな解答をもとむ」の出題を掲載します.奮ってご応募ください.解答・講評(3ヶ月後)は,本誌にてご確認ください.

(毎月10日頃の掲載予定)

$\def\t#1{\text{#1}}$

出題1

座標平面上の点で,両座標が整数であるような点を格子点といいます.放物線 $y = x^2$ は無限個の格子点を通ります.これに対して放物線 $y = x^2+\sqrt2$ は格子点を通りません.

問題1 $k = 1,\, 2,\, 3,\, 4$ に対して,ちょうど $k$ 個の格子点を通る放物線を見つけてください.(放物線の軸は座標軸に平行とは限りません.)

問題2 ちょうど 5 個の格子点を通る放物線があるでしょうか.

出題:前原 濶

出題2

以下の命題の真偽を調べよ:

任意の自然数 $n\geqq 1$ に対し,次の等式が成り立つ.
\begin{align*}
\left\lfloor
\frac{2n}{\log 2}
\right\rfloor
=\left\lceil
\frac 2{\sqrt[n]{2}-1}
\right\rceil
\end{align*}

ここで実数 $x$ について,$\lfloor x\rfloor$ は $x$ 以下の最大の整数で,$\lceil x\rceil$ は $x$ 以上の最小の整数である.$n = 2$ なら
\begin{align*}
&\dfrac{2n}{\log 2}=5.77\cdots,\\[5pt]
&\dfrac 2{\sqrt[n]{2}-1}=4.82\cdots
\end{align*}より,等式 $\lfloor 5.77\cdots\rfloor=5=\lceil 4.82\cdots\rceil$ を得る.【誌面には一部誤記がありました.ここでは修正してあります】

出題:土岡俊介

応募規定[解答掲載2020年11月号]

郵送の場合

B5判の用紙をご使用のうえ,解答用紙 l 枚ごとにA:出題の番号(例:8月号出題1),B:住所,氏名(ふりがなも明記,誌上での仮名を希望される方は,こちらに明記),年齢,職業を記入して,下記宛先までお送りください.

〒170-8474 東京都豊島区南大塚3-12-4
日本評論社 数学セミナー〈エレガントな解答をもとむ〉係

メール送信の場合

B5判のサイズで,解答用紙l枚ごとにA:出題の番号(例:8月号出題1),B:住所,氏名(ふりがなも明記,誌上での仮名を希望される方は,こちらに明記),年齢,職業を記入して,下記フォームから PDF ファイルを送信して下さい(ファイルサイズ10MBまで).

解答記載に LaTeX ご利用の方は,テンプレートもご活用下さい.テンプレート利用は任意です.またテンプレートの漢字コードはUTF8です.ファイルが文字化けするときは適宜変換してお使いください.

「エレガントな解答をもとむ」解答投稿フォーム

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このアドレスに,投稿確認用のメールをお送りします.
受信確認が不要な方は空欄で構いません.
編集部に届くメールと同内容のものを送信しますので,お送りいただくPDFファイルも添付されます.
メールアドレスは返信用に使うだけで,収集することはありません.

※解答PDFを添付して下さい

投稿フォームが上手く動かないなどの場合は,susemi_elegant@nippyo.co.jp に直接お送り下さい.

注意事項

  • 締切:2020年8月8日
  • 二題に応募されるときは,郵送の場合は解答用紙を,メール送信の場合はファイルを,出題ごとにかえてください.
  • 年齢を忘れずにお書きください.
  • 解答用紙は両面の使用を不可とします.
  • 解答用紙はご返却できません.
  • 問題のご感想も歓迎します.
  • 出題掲載号:数学セミナー2020年8月号
  • 解答・講評は,本誌2020年11月号にてご確認ください.

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