序文(特別企画:思春期のこころとからだ)(編:山登敬之)
特別企画から(こころの科学)| 2021.04.19

(毎月中旬更新予定)
◆本記事は「こころの科学」217号(2021年5月号)の、山登敬之編「思春期のこころとからだ」に掲載されている序文です。◆
私自身の児童青年期は、この国の高度経済成長とともにあった。上の世代は通りに出て石を投げ、下の世代は夜の校舎で窓ガラスを壊して回ったが、私はぬるま湯に浸かった気分のまま思春期をボーッと生きていた。