「性犯罪の量刑」法学セミナー799~802号(2021年)付属資料について(小池信太郎)
2021.12.23
リレー連載企画「裁判実務と対話する刑法理論」第5回~第8回として法学セミナー799号から802号にかけて連載した拙稿「性犯罪の量刑(その1)~(その4・完)」では、刑法典上の個人的法益に対する罪としての性犯罪(強制性交等〔強姦〕、準強制性交等〔準強姦〕、監護者性交等、強制性交等〔強姦〕致傷、強制わいせつ、準強制わいせつ、監護者わいせつ、強制わいせつ致傷)の量刑について、検討を加えた。その際、理論的な検討に先立ち、裁判実務における性犯罪の量刑傾向を、経年変化や事例類型ごとの相違を踏まえて把握するための資料として、➀統計資料および➁裁判例一覧資料を作成し、検討の基礎とした。もっとも、紙幅の都合上、誌面ではそれぞれのダイジェスト版を掲載するにとどまった。そこで、情報を補足する趣旨で、本ウェブマガジンにおいて、上記ダイジェスト版の元となった資料を、ダウンロード可能なPDF資料として掲載する。