【座談会】経済学、ビジネスの世界で使っています(経済セミナー2025年4+5月号)
特集から(経済セミナー)| 2025.03.26
大学や大学院で学ぶ経済学は、ビジネスにどう活用できるのか? 経済学を使ったビジネスとはどんなものなのか? 今回は「経済学のビジネス活用」を掲げ 2020 年に立ち上げられた株式会社エコノミクスデザインのビジネスの実態に迫りつつ、経済学に秘められたさらなる可能性と、経済学を学んだ人々のキャリアの広がりを見ていこう。
1 はじめに
—本日は、学部や大学院で経済学を学び、実際に経済学を活用するビジネスに取り組んでいる皆様にお集まりいただきました。皆様の多様なバックグラウンドもふまえて、さまざまな視点で実社会での経済学活用の可能性を中心にお伺いします。まずは自己紹介から、よろしくお願いします。
安田 大阪大学教授ならびに株式会社エコノミクスデザイン共同創業者の安田洋祐です。ゲーム理論やミクロ経済理論を専門に研究しています。エコノミクスデザインは、代表の今井誠、経済学者である慶應義塾大学の坂井豊貴、星野崇宏と私の 4 人で、2020 年 6 月に創業しました。
丸茂 エコノミクスデザインの丸茂宗平です。私は慶應義塾大学経済学部を卒業した後、新卒で弊社に入社しました。現在の主な仕事は、企業などへの営業活動、プロジェクトのマネジメント、新規事業の開拓などになります。特に「新規の案件を獲得すること」と「案件を育てること」の 2 つに力を入れています。弊社は、社会で専門知がより活用される環境をつくるためにインパクトを与えること、そして、アカデミアの高度な人材や知見を活用して社会に貢献していくことを目的に据えて活動しています。