『ぼくは、かいぶつになりたくないのに』(絵:こうき、文:中村うさぎ)
一冊散策| 2019.02.04
2018年12月20日に、作家・中村うさぎさんとの共著『ぼくは、かいぶつになりたくないのに』を日本評論社より出版しました。
この絵は絵本のカバーで使いました。
私の内側に巣食う怪物に浸食されながらも必死に抗う自分を表現しました。
この絵本のテーマは、両親からの虐待、ゲイであることで受けた差別、学校でのいじめです。
私は今までそのような逆境を自分の心の中に棲んでいる怪物と人間の狭間で生きてきました。
未だにその怪物を制御するのは難しい。
しかし、差別を受けたことのない温かい家庭環境で育った人も、
心の中には常に怪物が巣食っていて、いつそれが暴れ出すかわかりません。
私の叫びが皆様の怪物にも届くでしょうか…。
こうき
目次
- 心象風景「好きな人ができたころ」
- 母親
- 押入れ 完結
- 祖母との思いで
- 動物部屋
- たかちゃん
- 塾でのいじめ
- 弟
- 心象風景「常時」
- 家を出る前
- ホームレス生活初日
書誌情報など
- 絵:こうき、文:中村うさぎ
- 紙の書籍
- 定価:税込1512円(本体価格1400円)
- 発刊年月:2018年12月
- ISBN:978-4-535-58738-0
- 判型:A5判
- ページ数:32ページ
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関連するURL等
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- クラウドファンディング:「親に愛されなかったマイノリティ」の絵本を出したい!(朝日新聞社『A-port』)
- アデイonline
- 中村うさぎオフィシャルウェブサイト
- こうき(Twitter)