避難所に入れない?!―3.11に避難所について考える
特集/避難所に入れない?!―3.11に避難所について考える| 2020.03.11
日本は地震、台風、豪雨などの自然災害が多く、「災害大国」といわれています。
2019年10月の台風19号(令和元年東日本台風)では、猛烈な風と大雨による甚大な被害が出ました。台風はある程度予測できる災害であるため、このとき「被害が出る前に避難所へ避難しておこう」「いざとなったら避難所に」と考えた人もいたでしょう。しかし、SNS上では、「避難所への入所を断られた」という投稿が散見され、議論となりました。
さて、今夏はとくにオリンピックが控えており、多くの外国人が日本にやってきます。日本国内でも多くの人が移動してきます。万が一災害が起こった場合、避難所は避難したい人を十分に受け入れることができるでしょうか。本特集では、災害対策の一つである「避難所」について考えてみたいと思います。
津久井進(つくい・すすむ)
1969年生まれ。弁護士。日本弁護士連合会災害復興支援委員会委員長。
花田昌宣(はなだ・まさのり)
1952年生まれ。熊本学園大学社会福祉学部教授。同大学水俣学研究センター長。社会福祉法人くまもと障害者労働センター理事長。
平井潤子(ひらい・じゅんこ)
NPO法人アナイス理事長。公益社団法人東京都獣医師会事務局長。
災害支援者支援について知る
- 『災害支援者支援』(著:高橋晶):Web日本評論では「はしがき」「コラム」を公開しています。
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