(第11回)精子と卵子のできるしくみ:減数分裂に見られる男女の違い
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2024.07.16

このシリーズでは,私たちの人生に密接に関係する「ヒトの性に関する生物学的知見」を紹介していきます.
(毎月中旬更新予定)
この連載の第 1 部ともいえる第 2 回〜第 10 回では、男女、そして様々な性の体や脳がどのようなしくみでできあがっていくかをお話しした。今回から始まる第 2 部では、精子や卵子の形成、年齢に伴う生殖能力の変化、生殖補助医療など、ヒトの生殖をテーマにお話ししていく。第 2 部第 1 回目の今回は、精子と卵子の話である。まずは、用語と減数分裂の基本から始めよう。
用語を少々
「精子や卵子など生殖細胞とよばれる細胞は、それ以外の細胞 (=体細胞) の半分の数の染色体しかもたない。そして、これら生殖細胞は、その素となる細胞から減数分裂によって作られる」、くらいは、中学の理科で習ったのを覚えているだろうか。
