(第75回)緊急事態条項と抵抗権

伊藤真のひまわり先生| 2025.01.08
おしえて! ひまわり先生!
伊藤塾塾長・伊藤真氏が、いま、憲法の重要性を語る!
憲法ってなに? 憲法ってどうして大切なの? 法律って何のためにあるの?
いまの日本が抱える、憲法や法律に関する問題に、伊藤真氏がお答えします。

(毎月上旬更新予定)

2024年12月3日、韓国で戒厳令が宣布されました(翌日解除)。

今回の戒厳令は、国会による解除要求が速やかに決議されたため、短時間で無効化されましたが、一度政府による国家緊急権(緊急事態条項)が行使されてしまうと、立憲主義が停止され、国民の権利は著しく制限されることになってしまいます。

この韓国での戒厳令宣布は、緊急事態条項を憲法に盛り込むかどうかを検討している日本にとっても、重要な問題です。

今回は、韓国での戒厳令宣布を受けて、緊急事態条項や抵抗権について考えてみます。

おしえて! ひまわり先生!

第74回に掲載した次回予告から内容を変更しています。

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伊藤真 1958年東京都生まれ。弁護士。伊藤塾(法律資格の受験指導校)塾長。法学館憲法研究所所長。日弁連憲法問題対策本部副本部長。伊藤塾で法律資格の獲得を目指す受験生の指導を行うかたわら、弁護士として、「一人一票実現国民会議」「安保法制違憲訴訟の会」の活動を行っている。主な著書に、『伊藤真の入門シリーズ「憲法」ほか』(全8巻、日本評論社)、寺井一弘=伊藤真=小西洋之『平和憲法の破壊は許さない なぜいま、憲法に自衛隊を明記してはならないのか』(日本評論社、2019年)などがある。
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