Web日本評論だけの!!記事 一覧

特集/大麻が麻薬になる日―薬物(ドラッグ)は「悪」? 合法と違法の境界線とは?―| 2024.11.20

大麻取締法改正と「後戻り」できなくなる学生たち(吉田緑)

1 はじめに 「1回使用してしまっただけで、薬物依存となり後戻りができなくなります」 これは、ある私立大学の2024年度の学生手帳に記載されている文言である。覚醒剤、大麻、危険ドラッグ等の「薬[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2024.11.15

(第15回)不妊:男性不妊・女性不妊・不妊治療・生殖補助医療

晩婚化・晩産化の進む今日、不妊と聞くと、加齢による生殖能力の低下ばかりに目が行きがちだ。私も、ここまで数回にわたって、年齢にともなう妊娠率の低下や流産率の上昇、遺伝子の変化などについてお話ししてきた。[……]
プロ精神科医あるあるノート(兼本浩祐)| 2024.11.14

(第10回)多数決的共和国としての私

「あなたは本当はこう思っているんでしょう」とか、「あなたの本音はどうなの」とか、こう聞かれて戸惑うことはないでしょうか。そもそも私たちの行動に本当にひとつの動機がいつもあるのかどうか。たとえば「私のこ[……]
弁護士が推す! 実務に役立つ研究論文| 2024.11.12

(第73回)配転法理と合意の外側について(松井博昭)

両角道代「配転法理における合意と『合意の外側』―新たなバランスを求めて」 法律時報96巻6号(2024年6月号)27~33頁 近時、配転命令に関する最高裁判決があり(最二小判令和6年4月26日労判[……]
特集/大麻が麻薬になる日―薬物(ドラッグ)は「悪」? 合法と違法の境界線とは?―| 2024.11.08

「ダメ。ゼッタイ。」がもたらす悪影響(谷家優子)

はじめに 日本民間放送連盟(民放連)が制作した広告として「覚せい剤やめますか?それとも人間やめますか?」が頻繁にテレビに流れ始めたのは1983年。1987年に設立された財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止[……]
伊藤真のひまわり先生| 2024.11.07

(第73回)マイナ保険証と憲法

2023年12月の閣議決定で、2024年12月2日に健康保険証の新規発行を停止し、マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)への移行を進めることが示されました。 政府はマイナ保険証のメリ[……]
私の心に残る裁判例| 2024.11.01

(第78回)経済再生優先判決と名付けた判例群(高須順一)

経済再生優先判決 抵当権の物上代位に基づく不動産賃料債権差押えの効力に関する一連の判例群 ①最高裁判所平成10年1月30日第二小法廷判決 【判例時報1628号 3頁】 ②最高裁判所平成10年3月[……]
特集/大麻が麻薬になる日―薬物(ドラッグ)は「悪」? 合法と違法の境界線とは?―| 2024.10.29

アディクションとはなにか──精神作用物質、合法薬物と違法薬物の線引き(野田哲朗)

1 アディクションとは アディクションを辞書で引くと、耽溺、依存症とある。依存症と言われてすぐ思い浮かぶのがアルコール・薬物依存症だろう。消費者金融などで借金を重ね、家族が泣いてすがろうが止めない、[……]
竪琴にロバ:ラテン語格言のお話(野津寛)| 2024.10.23

(第12回)格言は旅をする:Nosce tē ipsum. Nē quid nimis. Spondē, noxa praestō est/汝自身を知れ. 度を越すなかれ. 誓約と破滅は紙ひとえ.

ラテン語で伝わる格言も, 元はと言えば多くの場合, それより古い古代ギリシア語の格言だったということについては, この連載の中で何度も述べてきました. 一方で, ギリシア語の格言がラテン語に訳され, [……]
特集/大麻が麻薬になる日―薬物(ドラッグ)は「悪」? 合法と違法の境界線とは?―| 2024.10.21

大麻取締法改正を考える(園田寿)

1 はじめに 昨年(2023年)12月の改正で、大麻取締法の名前が六法全書から消えた。といっても、大麻に対する縛りが解けて、大麻が合法化されたのではない。大麻に含まれている精神作用物質の一つであり、[……]
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