Web日本評論だけの!!記事 一覧

人文的な数学の話(井ノ口順一)| 2021.05.14

(第8回)カルタゴ

いまのチュニジアの首都チュロスの北郊にカルタゴ (Carthãgõ) という国がありました.地中海の貿易大国でした.紀元前 146 年,ローマ帝国との戦争 (ポエニ戦争) で降伏し,この国は滅[……]
現実を「統計的に理解する」ための初歩の初歩(麻生一枝)| 2021.05.13

(第19回)簡単な「表」でも隠れた変数を考えよう:シンプソンのパラドックスを例に

$\def\t#1{\text{#1}}\def\dfrac#1#2{\displaystyle\frac{#1}{#2}}$ 変数のうち、血圧の値や収入など、数値で表されるものを量的変数といい、性[……]
特集/LGBTQ・性的マイノリティと法――トランスジェンダーの諸問題| 2021.05.12

(第4回)性同一性障害者特例法は何が問題か(谷口洋幸)

性同一性障害者特例法は何が問題か 2020年9月、日本学術会議は「性別記載変更法(仮称)」の制定に関する提言書を発出した((日本学術会議2020『性的マイノリティの権利保障を目指して(Ⅱ):トランス[……]
捜査官! その行為は違法です。(木谷明)| 2021.05.11

(第34回)拷問によって被疑者を無理やり自白させた上、被疑者が検察官に提出した拷問の事実を訴える手記などを隠匿し通した─梅田事件

21世紀の現在でも、取調べにおける暴力の行使は時にみられるが、昭和20年代では、拷問が堂々と行われていた。 梅田事件 釧路地網走支判昭和29年7月7日(無期懲役) 札幌高[……]
こころのくすり、くすりのこころ(渡邉博幸)| 2021.05.07

(第8回)くすりの量が増えるのはどんなとき?

こころのくすりの量はどう決めているのですか? 21世紀に入って、こころのくすりの使い方は大きな変革を迎えました。患者さんを悩ませていた便秘や口渇、手の震えといった副作用を生じにくい新規薬が開発され、[……]
私の心に残る裁判例| 2021.05.06

(第36回)二風谷判決 その次は?(市川守弘)

二風谷ダム事件判決 1 アイヌ民族が先住民族であると認めた事例 2 収用裁決の取消訴訟において、事業認定の違法性を取消事由として主張することができるか(積極) 3 アイヌ民族の文化を不当に軽視な[……]
伊藤真のひまわり先生| 2021.05.03

(第31回)憲法53条について

憲法53条後段は、「いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」と、臨時国会の召集について定めています。 ところが2017年、「モリカケ問題」の[……]
民事弁護スキルアップ講座(中村真)| 2021.05.01

(第12回)再審(1):再審申立ての実際

いつの間にやら令和3年度が開始しています。 さて、今回、久しぶりに連載再開となりましたが、今回からは、少し趣向を変え、民事の再審を取り上げたいと思います。 1 再審について知っておきたいこと [……]
特集/LGBTQ・性的マイノリティと法――トランスジェンダーの諸問題| 2021.04.28

(第3回)トランスジェンダーと「性暴力論」を切り離す(立石結夏)

トランスジェンダーの男女別施設利用の問題を論じる際、性犯罪、性暴力の話に議論が及ぶことがある。筆者は、この「性暴力論」が持ち出されること自体に疑問を持っている。なぜならトランスジェンダー女性(以下、M[……]
弁護士が推す! 実務に役立つ研究論文| 2021.04.27

(第32回)新型コロナウイルス感染症とコーポレート・ガバナンス(野澤大和)

小出篤「新型コロナウイルス感染症とコーポレート・ガバナンス」 法学教室486号(2021年)22頁~27頁より 筆者は、本連載の第25回「コロナ禍で改めて問われた株主総会の物理的会合の意義」におい[……]
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