#心に残る裁判例 タグ 記事一覧
私の心に残る裁判例| 2019.06.24
(第11回)十分条件は充たされていたか?(北村喜宣)
大阪泉南アスベスト国家賠償請求訴訟上告審判決
1 労働大臣が石綿製品の製造等を行う工場又は作業場における石綿関連疾患の発生防止のために労働基準法(昭和47年法律第57号による改正前のもの)に基づ[……]
私の心に残る裁判例| 2019.06.03
(第10回)実務家の判例形成への心意気(白石大)
◎動産売買先取特権と集合動産譲渡担保の競合
1 構成部分の変動する集合動産を目的とする集合物譲渡担保権の対抗要件と構成部分の変動した後の集合物に対する効力
2 構成部分の変動する集合動産を目的[……]
私の心に残る裁判例| 2019.05.01
(第9回)新旧過失犯論争の契機となり、刑法学研究への動機づけとなった思い出の裁判例(甲斐克則)
▽森永ドライミルク中毒事件差戻後の第1審判決
有害物質の混入による乳幼児ミルク中毒死について、製造課長に過失責任を認めた事例
徳島地方裁判所昭和48年11月28日判決
【判例時報721号7頁[……]
私の心に残る裁判例| 2019.04.01
(第8回)柳の枝に箏を掛ける-日本の最高裁と韓国大法院(遠藤比呂通)
◎在日韓国人元日本軍属障害年金訴訟上告審判決
財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定(昭和40年条約第27号)の締結後いわゆる在日韓国人の軍人軍属に対[……]
私の心に残る裁判例| 2019.03.18
(第7回)再審開始決定に伴う刑の執行停止決定について(水谷規男)
◎再審開始決定に伴う刑の執行停止決定の取消しを認めた決定
刑訴法448条2項による刑の執行停止決定に対する不服申立ての方法
(最高裁判所平成24年9月18日第三小法廷決定)
【判時2165号[……]
私の心に残る裁判例| 2019.03.01
(第6回)裁判における比較法の活用(榊原秀訓)
堀越事件第二審判決
国家公務員による政党の機関紙や政治的文書の配布行為について、国家公務員法110条1項19号及び102条1項並びに人事院規則14−7第6項7号及び13号(5項3号)との関係で、[……]
私の心に残る裁判例| 2019.02.01
(第5回)公開会社法と閉鎖会社法の狭間で(川島いづみ)
非公開会社の新株発行無効原因等に関する最高裁判決(全国保証株式会社事件)
1 商法(平成17年法律第87号による改正前のもの)280条の21第1項に基づく株主総会決議による委任を受けた取締役会が[……]
私の心に残る裁判例| 2019.01.07
(第4回)出会いを通して再発見した判決の意義(木下智史)
猿払事件第一審判決
国家公務員法110条1項19号(102条1項、人事院規則14-7)が憲法21条、31条に違反するとした事例―いわゆる猿払事件第一審判決
(旭川地方裁判所1968(昭和43)[……]
私の心に残る裁判例| 2018.12.04
(第3回)最適な民事執行とは?(西川佳代)
◎荷馬車挽き事件
確定判決に基づく強制執行が権利濫用にあたるとされた事例
(最高裁判所昭和37年5月24日第一小法廷判決)
【判例時報301号4頁掲載】
強制執行は執行文の付された債務[……]
私の心に残る裁判例| 2018.11.01
(第2回)「共犯」の対象をめぐる段階的体系論の落し穴(松宮孝明)
◎「仲間の過剰防衛事件」判決
複数人が共同して防衛行為としての暴行に及び侵害終了後になおも一部の者が暴行を続けた場合において侵害終了後に暴行を加えていない者について正当防衛が成立するとされた事例[……]