#一冊散策 タグ 記事一覧
一冊散策| 2022.09.07
『概説 教育経済学』(著:松塚ゆかり)
はじめに
ノーベル経済学者で、教育と経済学の分野で数々の功績を残したセオドア・シュルツ (Theodore W. Schultz) は、教育がもたらすおそらく最大の恩恵は「変化に対応するちから」であ[……]
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一冊散策| 2022.08.23
『子どものこころがそだつとき:子育ての道しるべ』(著:笠原麻里)
はしがき
児童精神科という土俵で、子どものこころに向き合って四半世紀ほどが経つ。この時間は、臨床現場でその姿を追わせていただいた尊敬すべき多くの先達にまったく及ぶものではなく、道半ばにすぎない。それ[……]
一冊散策| 2022.08.15
『法学者・法律家たちの八月十五日』(日本評論社法律編集部)
はしがき
昭和二十年八月十五日、正午。雑音まじりのラジオから流れてきた、あの独特の抑揚をもった「玉音」を人々はどのような感慨をもって聞いたのだろうか。そしていま、あの日をどのような思いで振り返っ[……]
一冊散策| 2022.08.10
『文様折り紙テクニック—1枚の紙から幾何学模様を生み出す「平織り」の技法』(著:山本陽平・三谷純)
まえがき
本書は,幾何学的な模様を 1 枚の紙で折り出すための方法と,実際に著者らが作成した作品を展開図とともに紹介する,折り紙の本です.
紙を折って形を作る「折り紙」は,時代と国境を超えて多[……]
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一冊散策| 2022.06.27
『算数・数学わくわく道具箱』(編:数学教育協議会・伊藤潤一)
まえがき
小学校に入学したときもらった「お道具箱」を開けたときのわくわく感を忘れることができません。ハサミ、のり、クレヨン、赤青鉛筆などの学用品も嬉しかったですが、時計板やおはじきやカードなどを手に[……]
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一冊散策| 2022.06.23
『日本の知、どこへ—どうすれば大学と科学研究の凋落を止められるか?』(著:共同通信社「日本の知、どこへ」取材班)
まえがき---国の懐具合と思い付きに振り回された 20 余年
「大学関連の基礎研究が予算の大幅削減で大変なことになっている」と知り合いの研究者から聞いたのは 1998 年の春だった。前年に制定された[……]
一冊散策| 2022.05.23
『民法ノート 物権法1[第4版]』(著:鎌田薫)
はしがき(初版)
私が研究生活を始めたばかりの頃に、恩師篠塚昭次教授が「ほんの思いつきのようにみえる短い文章も、実は相当深く考えた末の結論なのだから、簡単に批判できると思ってはならない」と仰[……]
一冊散策| 2022.05.19
『対話から始める 脱!強度行動障害』(編:日詰正文・吉川徹・樋端佑樹)
編者によるアフタートーク─あとがきに代えて
樋端 今回の企画は,自分のわがままで,みなさんを巻き込んでしまったみたいなところがあるんですけども,かつての自分が欲しかった本になったと感じています。そも[……]
一冊散策| 2022.05.17
『ギャンブル症の回復支援:アディクションへのグループの活用』(著:田辺等)
はじめに
本書のテーマである「ギャンブル症」への筆者の関わりは,1990年代の精神保健福祉センターの相談支援業務から始まっている。筆者は継続支援のグループをセンターで立ち上げ,2002年に,臨床的な[……]
一冊散策| 2022.03.29
『子どものこころと脳:発達のつまずきを支援する』(編:青木省三・福田正人)
はじめに──脳と環境とこころは影響し合っている
青木省三
子どもの精神障害や発達障害は,脳と環境とこころの3つが影響し合ったものと理解していくことが大切である。子ども(もちろん大人であっても)は,[……]