#一冊散策 タグ 記事一覧
一冊散策| 2021.11.17
『トポロジーへの誘い—多様体と次元をめぐって(新装版)』(著:松本幸夫)
まえがき
平面は平らな 2 次元空間であり,曲面は曲がった 2 次元空間である.一般の $n$ 次元でも,``平らな'' $n$ 次元空間や曲がった $n$ 次元空間が考えられる.それらは ``多様[……]
一冊散策| 2021.10.25
『入門 アタッチメント理論:臨床・実践への架け橋』(著:遠藤利彦)
はじめに
私自身がアタッチメント理論に最初にふれたのは,今からかれこれ40年ほど前に遡るような気がします。ちょうど大学の教養課程で心理学という学問を学び始めた頃だったと記憶していますが,当時の私のア[……]
一冊散策| 2021.10.20
『6つの物語でたどるビッグバンから地球外生命までの画像』(編:マシュー・マルカン,ベンジャミン・ザッカーマン,訳:岡村定矩)
まえがき
1995 年 3 月、私たちはカリフォルニア大学ロサンゼルス校で「宇宙の起源と進化」をテーマにしたシンポジウムを開催しました。このシンポジウムには、この大学の学生、教員、研究者のみならず関[……]
一冊散策| 2021.09.21
『トポロジカル・インデックス—フィボナッチ数からピタゴラスの三角形までをつなぐ新しい数学[改訂版]』(著:細矢治夫)
改訂版まえがき
著者がトポロジカル・インデックス の最初の論文を化学の論文誌に出したのがちょうど半世紀前の 1971 年,それから延々とこの仕事を続けて,2003 年に『数学セミナー』,翌年に『数学[……]
一冊散策| 2021.08.12
『なぜ君は総理大臣になれないのか』(著:大島新・『なぜ君』制作班)
はじめに
大島 新
「そんな映画、誰が観るんですか?」
2016年6月、私が「小川淳也さんを主人公にしたドキュメンタリー映画を作りたい」と言った時、プロデューサーの前田亜紀が示した反応がこれ[……]
一冊散策| 2021.06.30
『最後通牒ゲームの謎—進化心理学からみた行動ゲーム理論入門』(著:小林佳世子)
「おわりに」より
本書で考えてきたような問題に興味をもったきっかけは、私自身の学生時代にまでさかのぼります。
学部は経済学部ではありませんでした。いろいろなことに悩み、結果として必ずしも真面目[……]
一冊散策| 2021.06.23
菊井維大=村松俊夫原著『コンメンタール民事訴訟法1[第3版]』(著:秋山幹男・伊藤眞・垣内秀介・加藤新太郎・高田裕成・福田剛久・山本和彦)
【初版】はしがき
民事訴訟手続の適正な運用にとって肝要なことは何か。第1は、いうまでもなく、法および規則に則って手続の運用がなされることである。しかし、法や規則に具現化された規範は、立法者が立法の時[……]
一冊散策| 2021.06.22
『高齢者うつを治す:「身体性」の病に薬は不可欠』(著:上田諭)
はじめに
若い頃から人生を堅実に大過なく暮らしてきた高齢の人が、あるときから憂うつになり、元気がなくなる。特別なことがあったわけでもないのに、どうしてやる気や興味がこんなにも湧かなくなったのか。気持[……]
一冊散策| 2021.05.28
『物理なぜなぜ事典[増補新版]1』『物理なぜなぜ事典[増補新版]2』(編著:江沢洋・東京物理サークル)
第1巻
はじめに
この本は,物理を学ぶ人々の「なぜ?」に答えようとする.高校物理の大事な項目にスポットライトをあてた参考書としても役立つと思う.
「なぜ?」は日本全国に散らばった友人たち[……]
一冊散策| 2021.04.20
『AIの経済学—「予測機能」をどう使いこなすか』(著:鶴 光太郎)
まえがき
AI (人工知能) と聞いて皆さんはどういうイメージをお持ちであろうか。AI の専門家、AI ビジネスの最前線にいる方々でなければ、「限りなく人間に近い知能を持つロボット」と漫然と考えられ[……]