#法律 タグ 記事一覧
判例時評(法律時報)| 2021.02.03
地方議会の自律性とその限界:最高裁大法廷令和2年11月25日判決(西上治)
◆この記事は「法律時報」93巻2号(2021年2月号)に掲載されているものです。◆
最高裁大法廷令和2年11月25日判決
1 60年ぶりの判例変更
去る11月25日、最高裁大法廷は歴史的な判決([……]
法律時評(法律時報)| 2021.02.02
COVID-19対策における国・自治体関係(金井利之)
◆この記事は「法律時報」93巻2号(2021年2月号)に掲載されているものです。◆
1 はじめに
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生してから、国・自治体は対策に奔走してきた(([……]
私の心に残る裁判例| 2021.02.01
(第33回)考慮不尽と他事考慮(磯部力)
日光太郎杉事件控訴審判決
土地収用法による建設大臣の事業認定を同法20条3号にいう「土地の適正且つ合理的な利用に寄与するもの」の要件をみたしていない違法があると判定した事例
東京高等裁判所昭和48[……]
弁護士が推す! 実務に役立つ研究論文| 2021.01.25
(第29回)どういうルールを創ったら、人はどう行動するか(有吉尚哉)
池田真朗「行動立法学序説―民法改正を検証する新時代の民法学の提唱」
法学研究(慶應義塾大学)93巻7号(2020年)57頁~113頁
法律を制定する権限は国会に帰属するものであるが、行政がその企画[……]
2021.01.22
1票の格差訴訟2020年最高裁大法廷判決(参)の意義と抜本的選挙制度改革案:2014年大法廷判決(参)と2017年大法廷判決(参)を踏まえて(升永英俊)
去る2020年11月18日に、いわゆる「一票の格差訴訟」の8つ目の最高裁大法廷判決が下されました。原告代理人の弁護士であり、下の著書がある升永英俊氏による同判決に関する論評です。
・升永英俊『統[……]
捜査官! その行為は違法です。(木谷明)| 2021.01.20
(第30回)幼女誘拐殺人事件につき、開発途上のDNA鑑定を盲信して、疑わしい点のない幼稚園バス運転手を強制連行し厳しく取り調べて虚偽自白させた─足利事件(2)
前回に続き、本件における警察・検察の捜査が、どういう意味で違法・不当であったかを順次指摘する。ただ、本件においては、弁護人の行動及び裁判所の対応にも大きな問題があったので、やや異例ではあるが、引き続き[……]
捜査官! その行為は違法です。(木谷明)| 2021.01.19
(第29回)幼女誘拐殺人事件につき、開発途上のDNA鑑定を盲信して、疑わしい点のない幼稚園バス運転手を強制連行し厳しく取り調べて虚偽自白させた─足利事件(1)
比較的最近の冤罪事件で一番有名なのは、なんといっても足利事件であろう。この事件は、被告人が捜査段階だけでなく公判廷でも当初自白していた。しかも、DNA型鑑定という「決定的な物証」もあるとされ、誰もが被[……]
Webでも!初歩からはじめる物権法(山野目章夫)| 2021.01.15
(第12回・最終回)法セミ2021年3月号の学び方のポイント&例題
連載第12回の「学び方のポイント」
不動産登記制度が、人々に情報を提供する基盤として、今、一つの改革を遂げようとしています。売買を原因として、ある人へ所有権の移転の登記がされているとしましょう。[……]
伊藤真のひまわり先生| 2021.01.08
(第27回)1人1票の実現について
今回は第9回でも扱った「1人1票の実現」をテーマにお話しします。
2019年7月の参議院議員選挙の選挙無効を訴えた裁判について、2020年11月18日に最高裁判所判決が出されました。
合憲判決[……]
法律時評(法律時報)| 2021.01.07
感染症リスクと労働者の安全(水島郁子)
◆この記事は「法律時報」93巻1号(2021年1月号)に掲載されているものです。◆
1 はじめに
2020年は新型コロナウイルスに翻弄された1年であった。3月24日にオリンピック・パラリン[……]