#医学 タグ 記事一覧

プロ精神科医あるあるノート(兼本浩祐)| 2024.08.14

(第7回)サラ・コナーには二重見当識がない

ターミネーターってご存じですか 読者のみなさんの中で『ターミネーター』という映画をご存じの方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。未来はAIに支配されていて、人間という種の存在が地球環境に悪いと判断し[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2024.08.12

(第12回)女性の年齢と生殖:卵子数、妊娠確率、流産確率、妊娠合併症

まずは現状把握から始めよう。図 1 に示したのは、日本における第 1 子出産時の女性の平均年齢の推移である[1], [2]。1975 年には 25.7 歳だったが上昇を続け、2015 年には 30.7[……]
ただいま調査中! 家庭裁判所事件案内(高島聡子)| 2024.08.06

(第11回)コウモリ(前編)――傷害

夜行性の少年たち 事件は週末、深夜の私鉄駅前で起きた。少年二人が通りがかった被害者に因縁を付けた末、「タイマンか金か選べ」と言って相手から先に殴らせた後、二人がかりで相手を殴って全治三週間(全身打撲[……]
一冊散策| 2024.07.31

『ガスライティングという支配――関係性におけるトラウマとその回復』(著:アメリア・ケリー/訳:野坂祐子)

はじめに ガスライティングは、女性に対してよく起こる情緒的コントロール方法のひとつで、不公平な関係や社会にひそむジェンダー不平等をより深刻にしうるものです。ガスライティングのような情緒的トラウマは、[……]
プロ精神科医あるあるノート(兼本浩祐)| 2024.07.17

(第6回)死ぬ代わりに先延ばしを選ぶ

本当にこの先に希望はあるのか 突然ですが、この先、生きていていいことはありそうだと思われますか。 実習に来ている医学部の学生さんにそう尋ねると、「あると思います」と迷いなく明るく答える人が圧倒[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2024.07.16

(第11回)精子と卵子のできるしくみ:減数分裂に見られる男女の違い

この連載の第 1 部ともいえる第 2 回〜第 10 回では、男女、そして様々な性の体や脳がどのようなしくみでできあがっていくかをお話しした。今回から始まる第 2 部では、精子や卵子の形成、年齢に伴う生[……]
一冊散策| 2024.07.08

『思春期の「つながる気持ち」はどこへ行く?ーー学校に行きづらい子どもとネット・ゲーム・SNS』(著:関正樹)

はじめに 思春期というと、みなさんはどんな子どもたちの姿を思い描くでしょうか? 「反抗期」と結びつける人もいるでしょうし、「自立の時期」を思い浮かべる人もいるかもしれません。一般的には、思春期とは[……]
ただいま調査中! 家庭裁判所事件案内(高島聡子)| 2024.07.04

(第10回)ウェブはじめました――親権者変更

令和の家裁から 調停や調査の姿が、大きく変わりつつある。 令和3年度以降、全国の家裁で「ウェブ会議システムを用いた家事調停」、通称「ウェブ調停」が導入され始めており、遅くとも令和6年度中にはす[……]
特別企画から(こころの科学)| 2024.06.17

序文(特別企画:「親なき後」に悩むとき)(編:辻本哲士)

◆本記事は「こころの科学」236号(2024年7月号)の、辻本哲士編「特別企画:『親なき後』に悩むとき」に掲載されている序文です。◆ 近年、わが国では子どもの数が減り平均寿命が延びたことで、親子[……]
プロ精神科医あるあるノート(兼本浩祐)| 2024.06.13

(第5回)機能は貝のようになったとしても

赤ん坊は人か動物かをめぐる議論 どうして赤ん坊を私たちは人と認めることができるのでしょうか。テレビなどで新生児の誕生を寿ぐ番組を見ていると、赤ん坊こそ一番純粋な人間らしい人間ではないかと即座に反論を[……]
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