#社会 タグ 記事一覧

一冊散策| 2023.12.26

『家庭裁判所物語』(著:清永聡)

日本初の女性弁護士、初の女性裁判所長であり、家庭裁判所創設にもかかわった三淵嘉子さん。 彼女の足跡を辿った、清永聡『三淵嘉子と家庭裁判所』の刊行に際して、「はしがき」、「第1章 荒廃からの出発 [……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2023.12.15

(第4回)生殖腺と外性器の性が異なることもある:アンドロゲン不応症と先天性副腎皮質過形成

前回は、典型的な男女像とは異なる体をもって生まれてくる人がいること、医学的には性分化疾患とよばれる「性染色体、生殖腺、解剖学的な性の発達が、先天的に非定型的な状態」で生まれてくる人がいることを、皆さん[……]
一冊散策| 2023.12.14

『三淵嘉子と家庭裁判所』(編著:清永聡)

刊行にあたって 世界経済フォーラム(WEF)が毎年公表する、各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数で、令和5(2023)年の日本の総合スコアは「0.647」、146か国中125位でした([……]
一冊散策| 2023.12.14

『三淵嘉子・中田正子・久米愛 日本初の女性法律家たち』(著:佐賀千惠美)

はじめに これは、三淵嘉子先生、中田正子先生、久米愛先生という日本で初めて女性で弁護士になった3人のドキュメンタリーとして、私が平成3年(1991年)に出版していた『華やぐ女たち 女性法曹のあけぼの[……]
一冊散策| 2023.11.21

『東京・練馬発「対話的研究会」の試み』(編著:暉峻淑子)

「対話的研究会」の試み 「戦争の反対語は平和ではなく対話です」。 対話的研究会の世話人の一人である暉峻淑子さんの著書『対話する社会へ』の帯にはこう書かれています。 対話こそが、人間社会を[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2023.11.16

(第3回)性決定・性分化の複雑さとインターセクシュアル:男女の定型とは異なる体の性もある

実際はとても複雑な性分化のしくみ まずは、第 2 回「体の性決定・性分化のしくみ:男女の生殖器官はどのようにできるのか」のおさらいから始めよう(図 1)。 ヒトの胎児は、受精後[……]
WCSJ2023 メデジンレポート(みわよしこ)| 2023.11.06

コロンビアの空の下で、科学と社会を語り合う(3)

ジェンダー問題に取り組まないと何が起きるのか WCSJ2023において通底する関心対象となっていたのは、世界に現実として存在する不平等と不公正であり、それらが生み出す重層的かつ複雑な差別であった[……]
特集/LGBTQ・性的マイノリティと法――トランスジェンダーの諸問題| 2023.10.27

性同一性障害者特例法の手術要件と最大決令和5年10月25日(立石結夏)

1 手術要件とは何か 多くのトランスジェンダーは、自身の本当の性別で生活することを望んでいる。就学、就職、結婚、その他日常生活のあらゆる場面で、戸籍上の性別と自認する性別が異なっていることが大きな社[……]
WCSJ2023 メデジンレポート(みわよしこ)| 2023.10.25

コロンビアの空の下で、科学と社会を語り合う(2)

メイン会場は植物園の野外講堂、時にイグアナも参加 科学ジャーナリスト世界会議が開催される場は、国際学会や大会の通例に漏れず、各国大都市の展示場またはシティホテルであることが多い。しかし今回、コロ[……]
一冊散策| 2023.10.18

『生活保護制度の政策決定――「自立支援」に翻弄されるセーフティネット』(著:三輪佳子〔みわよしこ〕)

はしがき 本書は、2022年10月に提出した博士学位論文を基に、加筆および修正を行ったものである。 2010年まで科学・技術畑を歩んできた筆者は、生活保護に関する取材と報道に転じる自分自身、さ[……]
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